朝、東京国立近代美術館の「渡辺力:リビング・デザインの革新」展。今日が最終日。
昨日国分寺でおなじく今日行くということだったのでいっしょに観ようとホンゴウさんと約束していたのだが大遅刻。ぎりぎり帰りぎわのホンゴウさんに会えるくらいの時間になってしまった。


渡辺力、といえばぼくはこれまでリキスツールと銭受けとしてよく使用されているシンプルなトレイしか実物を観ていなかった。こうして作品をいちどにみると、椅子を中心とした充実した仕事の量を体感できる。カタログには戦後日本の生活空間に合った家具制作という課題に云々…というテーマで書かれていた。しかしそれはそれとして、ひとつひとつの作品がきちんとした質を持っている事、一見シンプルな形態にまとめつつも微妙な曲線のうつくしさを無理なくおさめている事、なおかつそれを生産性の高い設計にできていることが渡辺力のすごさなんだと思う。
http://www.momat.go.jp/CG/Riki_Watanabe/index.html



その後渋谷へ。今日原美術館にエリアソン展を観に行っているトミイくんとお話ごとがあったので待ち合わせて昼食。ちょっと話がすすむ。


さらにトミイくんにはぼくが行く予定にしていた駒場の日本民芸館につきあってもらう。型染めコレクションは結局ここにあるのでは、と思って行ってみたのだが、実際は数はあまりなかった。が、圧倒的な質の芹沢硑介の作品群と民具の量に圧倒+満足。なんでもっと早くにこの場所に来ていなかったんだろうと思う。時間が止まったような古く重厚な建物の持っている空気と配慮のいきとどいた作品展示の素晴らしさがぴたりとはまっていて、至福の時間を過ごせる場所でした。ミュージアムショップをうろうろしていても楽しい。トミイくんもいろいろ発見があった様。
ちなみに今年は開館70周年なので充実した企画展示がつづくとのこと。楽しみ。
http://www.mingeikan.or.jp/



トミイくんとお茶したのち代々木のレンタルスタジオでメロトラム練習。IRIZOまでいよいよ1週間を切っており皆気合いがはいってる。
https://www.mf247.jp/event/irizo/