ふとうちにあったスーザン・ソンタグの評論集「反解釈」(竹内書店新社)を読みなおす。
タイトルの評論「反解釈」(against interpretation,1968)は10ページ程度の長さなのだが内容のほとんどは「反解釈」という3文字の言葉が示している。あえて要約すると
- 芸術の内容は解釈が生む
- 芸術は発話ではない
- 解釈は反動的
- 現代の芸術は解釈に抗すことを目的にしているものもある
- 解釈がうむ内容よりも作品をそのものを経験すべき
基本的に1960年代のアメリカ芸術についての批評。特別な感じはしない。
- 芸術は発話ではない
というのはホイッスラー的にもみえる。
でもこんな議論は無視したいな。