小林正人 初期作品 1982-1992

ShugoArts

会場:シュウゴアーツ
会期:2006年9月2日(土)- 9月16日(土)

きのうZENSHIのオープニングにいったとき、同じ清澄白河の倉庫に入っているシュウゴアーツで開催中だった展覧会。
まだ銀座に佐谷画廊があった頃にみた個展のよりすこし前の作品だけど、あのころの雰囲気が感じられてなんだか懐かしい。

ところで、「木枠を組んで完成したキャンバスの上に描いていたら、どうしても層がひとつ多くなる。画面を含めて、ただひとつのものにしたい」という考えから、がたがたの木枠にちゃんと張られていないキャンバスに手で描くという制作に至る、というのは馬鹿馬鹿しいくらい明快なので心頭する人が多いのはなんとなく理解できる。が、キャンバスと木枠とチューブの油絵の具を絵画の必須条件とする根拠は印象派をモデルにしたロマンチックな画家像でしかないわけで、何故それをスタイルにしているのか理解できない、と思っているのはぼくだけなんでしょうかねえ。