最初の期待が大きかったので最近の説明的な展開はちょっと物足りない。とくに主人公である古田織部が何において面白いのかが現段階では他者からの評価でしか表現できていないのがなんとも。このマンガで面白いと思うのはとにかく茶室内部の描き方。茶室の差異、空間把握がどんなだったかを想像できるのマンガはほかに無いし、正直、ここだけでいい。茶室表現が山田節がうまく合致すればまだまだ面白くなりそうな気がして。
- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/23
- メディア: コミック
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