午後より外出。神保町の文房堂ギャラリーで東京造形大学版表現コース4年有志の展覧会「HAN-DO」展。皆じっくりと自分のやりたいことを見つめているような様子がうかがえて楽しかったです。小川町の源喜堂で古書物色しつつ京橋へ。ギャラリー川船の中村宏先生個展後期拝見。「中村 宏 展 -1955-2005-」http://www.kawafune.jp/2009/0420/0420.htm 後期は1990年代以降の展開を展示。私の考えでは、表層を見ず構造的にみれば日本において絵画を方法的に展開させた絵描きの始点には中村宏先生がいる。「描いてるのは全部レディメイド」とおっしゃったことでもそれは伝わる。中村先生はそれを映画技法に寄せて「モンタージュ」と解説されるが、そこがアメリカの批評言語を経過してしまった昨今、作品を理解しづらくさせている気がしている。
中村先生は会場に居られて、最終日だったこともあり打ち上げムードのまま集まった方々としばし飲み。2次回に行きたい欲求を抑えて吉祥寺へ。遅れて到着したオンゴーイングの冨井大裕くん個展のトーク3回目。「冨井大裕と富井大裕と冨井犬裕と冨丼大裕と冖一口田井大衣谷と藤田六郎の戦い」。
藤田六郎さんの企画で「トミイくんの作品らしい作品をみんなでつくってみてトミイ作品てほんとうは誰にでもできるんんじゃないか?」と検証してみたり、ベスト作品とワースト作品についてのアンケートをとってみたりと本当にじっくりとしたトミイ作品の解体会だった。ちなみに検証の結果は大雑把に書けば「やっぱり難しい」だったのですが。それにしても、愛されてるなあ、トミイ氏。
のち吉祥寺で飲み→国分寺でラーメン→帰れなかった人らとトミイ邸→みんな寝ちゃったので自転車で帰宅。