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ファーガス・フィーリー個展オープニング

日記

MISAKO & ROSENで本日より開催のファーガス・フィーリー個展「Inland」展のオープニングブランチパーティへ行ってきました。
ファーガスについては、2008年にVernissageTVで作品を見かけて Fergus Feehily on VernissageTV - につき(はてな) のような反応をしていました。それがちょうど日本でのグループショーの直前で、「これは行かねば」と思い見に行ってなるほどこれは興味深いと…。
ちなみにその「here’s why patterns」展ではファーガスのトークも企画されていたのですが、あいにく行くこと叶わず、残念な思いをしながら作品を眺めていた記憶が。そして今回ようやくお会いできました。感激です。
最初に見ていたとき興味を持ったポイントは、控えめな作品の佇まいと、日用品の作品への取込み方でした。その両者に拠って、作品は日常の世界との連続性を強く感じつつ、「日用品を使うこと」を強い身振りでアピールしていません。そのバランスの絶妙さに感嘆しつつ、共感したのでした。「here’s why patterns」展の出品作品はコラージュの作品よりもコラージュをモチーフにしたタブローが中心でしたが、それらの作品をみてもそう理解しておりました。
今回の個展ではコラージュワーク中心。会場に来ていた奥村くんとファーガスの話を脇から聞く中で、コラージュされたモノの扱いへの細やかな配慮を知ることができました。彼は作品において、処理をきれいにしすぎないように心がけているようです。作品に貼りつけられたフォトフレームの金具が下にはみ出ていることも意図されたものであると知ったとき、そのモノを単に装飾的な素材として扱うのではなく、やはり絵の世界と日常と地続きにするために機能させているのだと理解しました。
ただ一点、今回の個展で気になったのは、作品の鑑賞体験が、彫刻のそれに近づいているところです。正面でみる、というよりも作品の周囲をぐるぐる回らせられる感覚。これがどういう意味を持つのかの判断は、まだ保留です。