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2012年カレンダー「komagata」


上記記事にもありますように、山口のギャラリーナカノでのカレンダーの展覧会「Heart Calendar展」にお誘いいただいたので、カレンダーを制作しました。
以前に画像のみ提供したかたちのでカレンダー制作はあったのですが、今回は構造から全部自分で設計し、カレンダーというモノに僕なりの何かを付け足した、ほぼ作品と呼んでいいカレンダーになっています。カレンダーの文字部分は僕の能力を越えたところなので、グラフィックデザイナーでもあるスイッチポイントの本郷さんに協力をお願いしました。お陰で自分が関わった印刷物では最高のものができたと思います。
会期中山口にいらっしゃる方はぜひギャラリーナカノのカレンダー展でご覧になっていただけると幸いです。
東京では、国分寺スイッチポイントにこっそり置いていただいています。価格は700円です。

(12月5日追記)
スイッチポイントのサイトにkomagataの通販ページができました。
http://www.switch-point.com/product_03.html
遠方の方はこちらでのご購入をお願いいたします。

大きさはばらばらで、重ねると、でこぼこがたがたの四角。この四角は、 まんがのコマのカタチです。
まんがのコマは、ひとつひとつはひとつの情景描写の絵であり、それがつな がることで読者はコマの間の時間の流れをつなげながら物語を読み取ります 。 かたちは直角形でもその機能を果たせるのですが、(初期のまんがはそうで した)今の漫画のコマはナナメにしたり、大小つけたりとさまざまです。 私はそれを、ページを開いたときの視覚的なリズムによって時間の流れや物 語上の強弱を生み出す、ゆたかな工夫だと思っています。
これは誰でも感じていることだと思うのですが、一年間の時間の流れにも強 弱があります。8月はゆっくりで、11月はあっという間だと思うことがあれ ば、その逆の年もあったりと。 そして、私はこのカレンダーにおいて、そん な不均質な時間や季節に少しでもフィットするカレンダーに、コマのかたち を応用してみることにしました。
この「komagata」カレンダーは、はA3の用紙を漫画のコマの形に分割し、 コマ一つを一月分の日付を記した綴じたカレンダーです。 あらかじめ印刷してあるのでコマのカタチや大きさはは変えられないのです が、ゆるく綴じてあるので重ね方、 綴じ外しは使う人にお任せです。 また、カットはわざとコマの線と少しずらしているので、ひとつひとつちょ っとずつ違うものになっています。 いろいろ組み合わせ方を変えて、それぞれの月が楽しく過ごせる重なりが見 つかりますように!


2011年11月27日 末永史尚