岐阜県美「熊谷守一展」、愛知県美「ミュージアムピース」トーク、山下ビル「パープルーム大学」

愛知県美術館で開催中の「APMoA Project, ARCH vol. 11 ミュージアムピース」展のアーティストトークのため名古屋へ、の前に朝イチで岐阜県美術館の「熊谷守一展」に。出品数約400点。もう少しペース配分できたかもしれないけど見たい作品の前ではやはり足を止めざるを得ず。1時間しか時間が取れないので最後はやはり駆け足での鑑賞になってしまった。それでも満足ですよ。
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熊谷守一展見に来ました

今回この量を目の当たりにして、熊谷守一は自信の言葉が味わい深いのに加えて独特の生活スタイル神話によって、作品自身を観ることを妨げている感を持ちました。庭の小動物の観察によって絵が生まれるわけではなく、あくまでもそれらを利用して絵を描いているだけであること、フォーブ的な絵から線で縁取られた色面の絵画スタイルに単線的に進んだわけでなく、行ったり来たりを来る返し続けていたこと。表現主義的な線描による表現が大事で色面的な表現を用い始めても同居させようとしていたこと。その筆触への偏愛は色面の塗りの筆勢に託されていったこと。思うことは多々ありました。
そこから愛知県美術館へ。県美下のNADiffにkomagataカレンダーを納品。
のち、アーティストトーク。スライドを用いつつ、担当学芸員の副田さんを話し相手にして過去の制作の紹介〜今回の展覧会の進行の話など。思っていたより沢山の方に来て頂きました。感謝です。
See-Sawギャラリーへ。カレンダーを納品しつつ、トークに来ていただいた方々もなんとなくSee-Sawに集まっていてお話など。
佐藤克久くんともここで合流してまことやで味噌煮込みうどん、からの愛知県芸に人を送りつつ。
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最後は山下ビルで変則的に開催されている梅津庸一くんキュレーションの「パープルーム大学」。初日から4日間は24時間公開制作状態なのだそう。筒井さん企画「であ、しゅとぅるむ」のグループワークの派生のような気がする。それぞれ独立して活動している作家の作品を集めたグループ展の要素/スクールのパロディ/共同制作の問題と、いくつかの要素が重なっているので情報が整理できないなあ、というのが正直な感想です。あとカオスラウンジに似ていることは問題にならないのかなあ。
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