創作と対話のプログラム アートセンターをひらく 第Ⅰ期 @ 水戸芸術館 現代美術ギャラリー

水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される「アートセンターをひらく 第Ⅰ期」に参加します。
さまざまなプログラムの中で私は「招聘アーティストによる滞在制作」企画に参加する予定です。
なかなか伝わりにくいプロジェクトなのですが、
前半の3月2日〜31日にハロルド・オフェイ、毛利悠子、エマニュエル・レネ
後半の4月6日〜5月6日に呉夏枝、末永史尚、潘逸舟
が、普段は作品を展示している現代美術ギャラリーの展示室で滞在制作を行う、というもの。
加えて、砂連尾理さんが通期で数日連続ワークショップを行います。
私は仕事もあるのでずっと滞在、というわけにも行かないのですが、週の後半はずっと制作する予定です。
展示施設の展示室で制作を行うというなかなか不可思議な企画、私もどうなっていくのか楽しみです。何よりあの空間で自由に制作する機会なんてそうそうないことですから。そして、第Ⅰ期で制作した作品を第Ⅱ期で展示される予定になっています。
あと、カフェ(休館日を除いて毎日オープン)では私含めたレジデンス関係者の資料やセレクトした本などが読めるようになっているかと思います。是非お立ち寄りください。

「創作と対話」をテーマとする本企画は、展覧会に代わって、次の3つの要素で構成されます。
一部プログラムを除き、無料でご入場いただける特別企画です。
①招聘アーティストによる滞在制作
②パフォーマンスや映画、座談会といった多彩なパブリック・プログラム(週末/祝日のみ)※詳細は後日発表
③カフェ(休館日を除いて毎日オープン)

 まず、期間中ギャラリー内に特設されるカフェが、みなさんをお迎えします。会期を通して、お子さんが自由にお絵描きできるコーナーや、高校生や地域の人々による部活動、書棚や手芸コーナー等が常設され、赤ちゃん連れからシニアまで、障害のある人もない人も、美術が好きな人もそうでない人も、気軽にお過ごしいただけます。そして、週末や祝日には、アーティストによるパフォーマンスを間近で見たり、映画を観たあと座談会で語り合ったり、さまざまなプログラムをお楽しみいただけます。
 本企画は、国内ではあまりない「現代美術センター」の独自性を改めて探ることを目的としています。作品の収集と展示を主な目的の一つとする美術館と異なり、斬新な活動や作品のプロデュースを行うアートセンターに、今どのような役割が求められているでしょうか。創作と活動の現場で、アートセンターという場がもつ可能性について対話を重ねていきます。
 なお、本プログラムの第Ⅱ期は、第Ⅰ期の成果発表となる予定です。

www.arttowermito.or.jp

会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
開催日:2019年3月2日(土)〜2019年5月6日(月・祝)
開催時間:10:00~18:00
休館日:月曜日 *ただし、4月29日(月・祝)は開館
作家:呉夏枝、ハロルド・オフェイ、砂連尾理、末永史尚、潘逸舟、毛利悠子、エマニュエル・レネほか多彩なゲスト作家
入場料:無料 ※一部プログラムを除く
お問合せ:水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111

主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ブリティッシュ・カウンシル
助成:アンスティチュ・フランセ パリ本部、グレイトブリテン・ササカワ財団、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財
協力:アサヒグループホールディングス株式会社
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター主任学芸員