感想
私の故郷・山口市にある山口情報芸術センター[YCAM]で、開館20周年記念事業『Afternote 山口市 映画館の歴史』展を見ました。本展はタイトル通り、山口市の映画館の歴史を振り返る展覧会です。リサーチによって集められた映像記録や写真、ポスターやチケッ…
東京都現代美術館で「豊嶋康子 発生法─天地左右の裏表」をじっくり再見しました。 この展覧会は豊嶋康子さんのこれまでの作品を振り返る回顧展でありつつ、美術館というルールの塊を題材にした新作展でもあるようにも感じました。 30年のキャリアの中で制作…
藤沢にあるobi galleryでコイズミアヤ個展「重なることについて」を見ました。obi galleryは日本家屋の2部屋と離れの台形の展示空間と2つに別れています。本展は離れに展示された「重なる箱」シリーズを中心にしつつ、それぞれの空間でここ数年のコイズミさ…
名古屋にあるSee Saw gallery + hibitで「登山博文 かきあな」展を見ました。2021年に鬼籍に入った画家の登山さんの1996-7年ごろの知られていない作品群の展示。See Saw galleryはオープン時の2009年に「登山博文1998-2008」を開催しているのだけど、本展で…
グラフィックデザインを中心に活躍されている髙田唯さんの個展「足の裏の宇宙」を見ました。今回の目玉(?)は涅槃仏の紙人形。タイの涅槃仏を訪れた際に良いお土産が現地になかったので、自分で作って見ることにしたとのこと。同じような形だけど、微妙に…
栃木県立美術館で本日から開催の『今日の彫刻 - 冨井大裕展 —トルソ、或いはチャーハン—』を見ました。冨井さんは1973年生まれのアーティスト。私とも20年くらい一緒に展覧会をしたり、作品の話をしたり…という関係が続く、勝手に戦友のように感じている方で…
小金井アートスポット シャトー2Fで「ジャム」展を見ました。造形大大学院で研究補助教員を担当している鈴木玲美さんが参加しています。 東京造形大彫刻専攻出身で現在武蔵野美術大学大学院修士2年のまるやまさとわさんのスタイロフォームを素材にした作品が…
午後外出。 錦糸町の無人島プロダクションで「日本国憲法展 part1」を見ました。 引きの写真を撮り忘れ。 1枚目は森田浩彰さん、2枚目は木村俊幸さん。会場:無人島プロダクション 会期:4月22日(土)ー 5月13日(土) 参加作家: 第1条 大西伸明、第9条 釘…
西八王子のギャラリーいちょうの木で「山内龍雄展」を見ました。 山内龍雄さんは1950年生まれ。1970年代に独学で絵を描き始め、その後画商の須藤一實さんと共に活動し、2013年にお亡くなりになりました。山内さんの画業を私は全く存じ上げていなかったのです…
京都・東福寺の三門 特別公開と大涅槃図修理完成特別公開を見てきました。三門に登ること、またその中に入ることが初めてのことで、それだけでも貴重な経験でした。門の上の構造内に天井低めのお堂のような空間があり、そこに多数の仏像が並んでいます。天井…
上野の東京都美術館で「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」を観ました。シーレの作品点数は多くはないのでウィーン分離派とその中でのシーレを紹介する展覧会として構成されているような印象を受けました。シーレの作品も良いので…
日記 制作、大学のオンライン会議、事務作業。 昼過ぎに歩いて小平の照恩寺へ。 画家のO JUNさんの個展「畳に目」展を拝見しました。 奥の和室二部屋での展示。衝立状に立ったアクリル板に挟まった、紙に色鉛筆(たぶん)で描かれた絵が1点。窓が描かれてい…
今回は感想と言えるほどの内容ではないですが…。 三菱一号館美術館の「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」展を観ました。 ウィーンと京都で活動したデザイナー、上野リチ・リックスの回顧展。ウィーン工房所属デザイナーとしての活動と京都…
建て替えのために取り壊しの決まった児童養護施設杉並学園の建物を会場にした展覧会「杉並学園アートプロジェクト いとまの方法」を観ました。企画は一般財団法人カルチュラルライツ、出品は安部寿紗、泉里歩、木村桃子、西村卓、深浦よしえ、堀江和真、三田…