ポルケのインタビュー

美術手帖の2005年10月号はドイツアート特集。
普段ほとんど読む事はない雑誌だけど、職場で昼休みにぱらぱら見ていたら清水穣によるジグマール・ポルケへのインタビューが掲載されており、一気に読む。
数日前にここで「写真より実物が良くみえた」旨書いたが、清水氏も冒頭でその点について「作品がフォトジェニックでない」ことを分析的に尋ねており、またポルケの回答も数歩踏み込んだ回答になっていて面白い。
清水氏は「ドイツ」「写真」「絵画」「音楽」がかかわる芸術については毎度目からウロコの解説をしてくれる。このインタビューも主題と技法と制作方法についてポルケ自身が語ったなかではいちばん理解しやすい言葉を引き出しており、これまでの国内でのポルケ解釈を3段くらい飛び越えた内容だった。