Kees Gouzwaad


先日のエントリ
http://d.hatena.ne.jp/kachifu/20051228
で紹介したART BAREL Miamiの出品作品に、
偶然だろうけど大槻英世氏の近作とおなじく画面にマスキングテープが貼ってあるように描いている作品を見つけて気になっていたKees Gouzwaadという画家の情報。


ベルギーアントワープのZENO Xギャラリーに情報があった。
http://www.zeno-x.com/index.htm


ZENO Xでは他に、Stan Douglas、Mrlene Dumasなどの展覧会も。コマーシャルではないらしい。
以前ワコウ・ワークス・オブ・アートでも個展を開催していたRaoul de Keyserも秋に個展を開催しており、ばりばりの新作がホームページ上で見る事ができるようになっていました。



Kees Gouzwaadの作品。
http://www.zeno-x.com/artists/GK/GK_works.htm





1958年オランダ、ユトレヒト生まれ。
マスキングテープだけを描いた作品は実は異例で、基本的には台紙になにも書いていない方眼紙やメモ等をマスキングで貼付けた紙のモデルをまず制作し、それを油彩の大画面に描き直すという制作をおこなっている。おそらく制作上の関心は色面のコンポジションにあるのだろうけれど、それを日常的なモティーフにおきかえて絵に見る人との親密さを作りたいがための手法だと思う。現物を見た事はないけれど、制作指針に親近感のわく興味深い絵描きだと思いました。