neon


先日発表されたdocomoの"デザインケータイ"について書いてしまったので昨日発表されたau深澤直人さんの新作携帯電話「neon」についても。
http://www.au.kddi.com/au_design_project/seihin/neon/main.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/27396.html


折りたたんだ形状は±0っぽい。実物は見ていないが、商品として、モノとして魅かれるものになっていると思う。
docomo702iDには×と判断したわけだけど、おおざっぱに見ればシンプルデザインでくくれそうなのになぜnoenはOKで、docomo702iDに魅かれないのかを考えると、


開いた状態の机置きを可能にするため、90°開いた状態を作れるように折りたたみの仕組みを問い直した。
番号ボタンの間の隙間をなくすことにこだわった。
背面のLEDディスプレイをプレゼンテーション時に花模様にみせてしまう小技。
開けたらどうなるのか?と思わせるカタチと、それに答える印象の違いを開いた状態にもたせている。
通常ラインナップとは別扱いにして商品名を番号で表記しない。


という、仕掛けがきちんときいている。深澤さんの技ですね。




それとは別に、飲み食いの席で話に「オリジナル」と「マルチプル」があがり、積極的に「マルチプル」にひかれてしまう心のはたらきって何なんだろう、とふと思った。絵よりもポスターが好き、とか、工芸よりプロダクトが好き、とかね。