京都行

 

早朝京都着。2年ぶり。しかし雨。


ひとまず駅近くのシアトルズ・コーヒーへ。ここで無線LANが使える事だけは調べておいたので。京都の観光情報を調べながら、今日の行動を決める。
なんとなくいままで行った事のない場所に行ってみる、ということは考えていたのでまず京都市美術館へ。


開催していたのは「京都市美術館コレクション展 第4期 花鳥風月の変貌」展。


http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/calendar/collect_4-2006.html



出品作品はほとんどが日本画。ほか染め絵、洋画、陶器など。
竹内栖鳳、上村松篁の作品多数。竹内栖鳳が巧いのは認知していたが、上村松篁がまたおそろしく絵が巧く、また細かい実験を繰り返していたことははじめて知った。
そして福田平八郎。要素をきりつめた簡素な画面なのに心魅く絵のポイントはかならず押さえている。きちんと見直したい。
北脇昇もやっぱりおもしろいなあ。



京都国立近美はエルンスト・バルラッハ展。だったのでスルー。若沖の絵を所蔵していて気になっていた細見美術館がこの近辺だとわかったので行ってみる。も、雛人形展だったのでこれまたスルー。



このへんで雨が本格的に降ってくる。銀閣寺に行こうかどうか迷うが、この機会をのがすといつ行けるかわからないので行ってみる事に。
これが失敗。どんどん雨が強くなって、銀閣寺を出る頃には靴の中までびしょぬれ。
寺院としても1度行って確認すればばいいくらいの内容。完全に観光用に整備されちゃってると面白みがない。






このタイミングで浅井さんより連絡。個展搬入手伝い依頼。頼んでいたもとい氏高熱につきとのこと。
明日…。平日でほかにいないだろうし。



まだまだ雨は降り続き、移動をする度疲れが増すも、気を取り直して京都文化会館。紅型の展示がある、とチラシにあったのでふらふら行ってみたが、これまた失敗。80%物産展状態。どうも流れが悪い。



ここでいったん京都駅に戻り。今回の主な目的、美術館「えき」で開催中、会期今日までの韓国刺繍「ポジャギ」の展覧会を観る。


http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/12publicty/180226-isetan-shishu/00isetan-shishu.html


これはやっぱり素晴らしかった。会場は狭いけれども展示品も思っていたより多く、ポジャギの種類も前回の埼玉キンビの展覧会より多い。なによりほとんどが展示ケースに入っていない状態だったので、細部の縫いの状態までしっかりと観ることが。
満喫。



まだ時間があり、これまたまだ行っていなかった京都国立博物館へ。
若沖、曾我蕭白らの作品に満足。
また、型染めの種類の説明展示も勉強になった。



会場を出ると雨が止んでいた。ふらふらしたい気分だったので京都駅まで歩いて戻り。



もういちど美術館「えき」。さっきお会いできなかった、今回の展示を教えてくださったNさんに挨拶。



帰りの準備に。
無線LANのつながる場所で時間を少しつぶし。
夕食も済ませて夜行バス。東京行。