材料探査

幅広の薄綿布を求めて日暮里にある南和産業へ。

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よく「天竺」という名前で生地屋さんで販売されている薄綿布は基本的には巾90cm前後。
ジェッソを塗ってしまえばキャンバスと変わりないので多くの絵描きがよく使っているハンプも町で売っているのはそのくらいの巾。
それ以上の巾の布を探すのは結構大変だったりします。
昔描いていた大作はほとんどが松下アートセンターが輸入販売していた3mのハンプロールでした。安い上に目がキレイで描きやすいのですが、変色して色が濃くなるのと、若干カビに弱いのが欠点。
F150号は描けないのですが、1.5m巾だと造形大のtoolsに売っているハンプがあります。国産らしく、結構きびしい条件下でつかってみたにもかかわらずカビが生えたことはないし、白さも充分なのですが、目が揃っていないので張ったときの美しさに欠けます。何枚か使って描いてみたのですが、どういうわけかほとんど納得のいかない作品にしかなりませんでした。描き味に関して言えば、松下のハンプが一番だと思います。
最近はパネル張りで描いているので綿布に厚みは必要なく、布目も殺して使うので薄綿布です。
その、薄綿布の幅の広いのを取り扱っていることを知っている唯一のお店が南和産業さん。


造形大勤務時に授業用に購入していたのを覚えていただけなんだけれど、毎年電話で発注していたので実際に行くのは初めて。
入るとすぐに、ハギレコーナーに2m巾のものがあり、即いくつか購入。ただ薄綿布にも数種類あり、お店のおばちゃんに厚みを揃えたい、と言ったら揃ったのを出してくれました。しかもハギレなので安い。


帰宅後、早速制作。