岩本町労働。

通勤の往復間に
最近何度も聞いている
高橋悠治茂木健一郎:公開トーク『他者の痛みを感じられるか』
の録音をまた聞いた。
http://hive.ntticc.or.jp/contents/artist_talk/20051217/

自我の同一性、他者、作品と批評など聞きながら考えることは多い。
不穏にはじまり、不穏に終わる対談だけど、そもそもは作品そのものを鑑賞せずそれにまつわる言葉やオプション的な要素でしか作品を受け取っていない茂木氏が言葉だけで対談をまわそうとしていることが原因。
高橋氏は茂木氏のあげあしとりになるようなクリティカルな非難を避けて、対話が「面白く」なる方向にベクトルをまわし続けていたんだけれど、茂木氏が小林秀雄を擁護しはじめたあたりであきらめ。