そごう美術館のポジャギ展

行ってきました。
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/07/0201pojyagi/index.html

1996年の「李王朝時代の刺繍と布」展(ぼくがみたのは埼玉近代美術館で)を見
1996年度(1996年4月〜1997年3月)に行なわれた展覧会 |名古屋市美術館
昨年2006年の美術館「えき」KYOTOでの「韓国古刺繍とポジャギ」展を見
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/12publicty/180226-isetan-shishu/00isetan-shishu.html
今度が3回目にみるポジャギ展。昨年、今年ともに百貨店美術館での開催なので全国巡回した「李王朝時代の刺繍と布」展ほどの規模ではもちろんないのですが、毎回見るたびに別なパターンで構成された作品が出品されていて驚きます。ポジャギは職人が作るわけではなく、アノニマスな女性の家庭の手仕事によるパッチワーク。にもかかわらず、布片をつなぎ合わせる際にはたらいている「ちょっとした美意識」のセンスがおそろしく豊か、かつ自由。どんな要因や視覚文化のなかで生まれてきたものか作品を前に想像するのですが、思い及ぶことなく、いつもただただ口を半開きにして眺めてしまいます。

展示としては今回ちょっと照明が良くないのが気になりました(もともとの会場設備が良くない)。予算の問題なのでしょうが、ライトボックスを使っていた京都展の方がもちろん良かった。これまで同様優れた作品が多いのでぼくには充分ですけど。
ただし京都展ではなかった図録もできていて、これは買い。今回は勝井三雄さんでした。