日中アトリエ。
夕方より自由が丘。TIME & STYLE GALLERYでハンス・ベンダ展クロージング。フランドル派的な描写で「ポートレイトのフレームの外側にあるエロティックな空間を描いた」タブローで、VOID+の展示と呼応している。アイデア的には福田美蘭にちょっと近いかも。違うのは福田美蘭は空間的に別の視点からの状況を描き、ハンスは物語的に別の可能性を示すこと。ついでに書くと福田は圧倒的に描写が巧く、ハンスは若干たどたどしい。で、そのお陰で福田の絵は企図に対してストレートなのだが僕としては絵としての面白みがない。が、かといってハンスのが面白いかというと微妙で、画面上の明暗の組み立て方のセオリーなどの伝統的な絵のメソッドを使い切れていない(おそらくは写真を素材にしたときのイメージの絵的な処理の仕方との不整合)のを好意的に読んでいいのかわかんないというのが正直なところ。

二次会まで。