書きかけてうっかり消してしまいそのままにしていたけど気を取り直して書く。
十和田市現代美術館は青森県十和田市で推進されているArts Towada(アーツ・トワダ)という街を舞台にしたアート・プロジェクトの中心施設として建設されていて、2008年春開館予定。設計は西沢立衛で。
http://www.artstowada.com/jp/artcenter.html
リンク先をみるとわかると思いますが、建築はなかなかに特徴的で、独立した10以上の展示室が敷地内に点在し、それをガラス廊下でつないでまとめている。展示室は会期のある展覧会ごとに入れ替えるのではなく、アート・ゾーンに十和田市に関連した作品を5ヶ年をかけて段階的に設置していくプランに組み込まれるかたちの様子。また作品は展示室だけでなく中庭や屋上など敷地内のあらゆる場所に設置とのこと。これは恒久展示、ととらえてよいのかどうか。
肝心の参加作家ももう決まっていて、以下。
ジム・ランビー/ロン・ミュエク/マリール・ノイデッカー/ボッレ・セートレ/キム・チャンギョム/ハンス・オプ・デ・ビーク/トマス・サラセーノ/アナ・ラウラ・アラエズ/栗林 隆/スゥ・ドーホー/マイケル・リン/ポール・モリソン/チェ・ジョンファ/高橋 匡太/フェデリコ・エレーロ /ジェニファー・スタインカンプ/椿 昇/オノ・ヨーコ/森北 伸/山本 修路/山極 満博/フェデリコ・エレーロ
なんとなく一回目の横トリっぽいな、と思ったら選定および全体のディレクションはナンジョウアンドアソシエイツでした。
雑感として、試みとしてはもちろん面白いと思う。けど、やはりここもフロム東京。地域活性化のネタとして日本各地に現代美術の施設が増えてゆけどもプランニングは東京のいくつかのオフィスのものだったりして、実は多様化していない。まあ美大生の夏休みの観光地が増えるか。
ちなみに総工費は30億を超えるとのこと。もちろん反対運動もあるやろね。
http://www.toonippo.co.jp/rensai/ren2006/towadashi-kadai/1202.html