名古屋発表事情-仮設

仮設
いつのまにかwebサイトがきちんとなっていたので改めて紹介。以前、東京造形大学の学生運営のギャラリーnodeで展覧会を企画した際、出品作家の佐藤克久くんにお願いして、講師をしている名古屋造形芸術大学の学内発表事情についてレポートしてもらったことがある。名古屋造形の彫刻コースでは毎年3年生を中心に大学内に仮設ギャラリーを建てる習慣がある。展覧会は最近は学生さんの展示も多いようだけど、外から(東京からでも)作家を呼んで展示してもらっていた。ギャラリーは仮設のため最後には壊す。(ただ毎年技術が蓄積されているので僕が実際に観に行ったtemporary project roomの頃に比べるとおそろしくクオリティが上がっている様子)
名古屋には東京のように安価に学生がレンタルして発表をする場所が不足しているのでここでの展覧会はやるほうとしても見る方としても貴重だということ。じつは交通アクセスはひっじょうに悪いのだが(だってほんとは名古屋市内じゃないんだもん)それでも美術関係者内で情報がまわるのでポイントになっている人は来てくれるらしい。

多分当事者からすれば満足できないこともあるんだと思うけど、大事かつ美しい営為だと思うので継続して欲しいなと思っています。