鈴木俊輔展

http://www.nabis-g.com/exhibition/2007/suzuki-s.html
会場:なびす画廊
会期:2006年10月22日(月)-27日(土)
造形後輩でご近所アトリエの鈴木くんの個展。抽象的な絵画において油彩の青色って簡単に奥に沈んでしまうので画面空間上で位置を持ちにくい色なんだけど経験則からか地色を置くことできちんと止まっていて、みごとな諧調をつくっていました。地としての沈みがあるために図にあたる部分もこれまでよりも生き生きと見えてきます。ただ、その絵の描き方が蓄積されて行く一方でイレギュラーで出来たと思われる作品一点が一番良く見えてしまうのも不思議なもの。塗り重ねて修正、修正で作られる絵やミスする要素なく組み立てられる絵よりも反復不可に見える要素を持つ作品は強く見えるということ?