アンチブランディング

デザイナーの仕事の中には、個性的なスタイルというようなものは存在しない。仕事をすすめている間、それがランプであれ、電話機であれ、電気器具であれ、デザイナーの唯一の関心は、そのもの自体とその予定された用途が提起するものの解決に到達するということであり、従って、異なったものは異なった形をもつであろうし、またそれらは別々の用途と用いられる材料・技法によって決定されるものであろう。

ブルーノ・ムナーリ著「芸術としてのデザイン」"スタイリスト"より