美術バブリー

なんだか去年あたりから絵画を中心に美術が売れているみたいですがぼくは巻き込まれているのかいないのかよくわかりませんどうなんでしょう。いろいろ聞く話は遠い世界の出来事のようですが。
ただバブルの残照期90年代なかばに東京に出、美術館展覧会の縮小、閉館、画廊の撤退、消えていく作家を目の当たりしてきているので今のなんだかよくわからないけどうわつき加減の状態が右肩上がりまたは現状維持で続いていくことを信じることも、その中で何もしなくても自分だけは生き延びることを信じることもまあできなくて。いい話に乗ったつもりがいつのまにか地雷をふんでた、という状態が本気で怖いのでバブリーな世界には積極的に売込んだりもしていない現状。乗っかるのではなく自分で作らない限り地場に確かさなど感じられないんかなあと思っとります。そしてそんなことをいっているうちにズドンと行きそうな気がしている基本ペシミストな自分もいます。世界の経済までは動かせないし。争いはなくならないし。
しかしそんなこととは関係なく、面白いモノを作っているヤツや基本姿勢にブレのない真摯な人間というのに毎年多く出会えていることは出来ている訳です。まあ、過不足なく生きています。