アトリエ日

いろいろ振り回されて労働日が変則的になった挙げ句に結局アトリエ日になってしまった火曜日。雨が降りそうで降らず。制作はF30のを1点とりあえずのことろまで進め。

日本の絵画の状況について思うのは常に流行りの偏りが極端だよねえと。みんなごちゃっとした抽象画を描いていたと思えば、いつのまにかローラ・オーウェンスか加藤泉さんかピーター・ドイグやリュック・タイマンスの変奏みたいな絵が多いなとか気がつけば美大出たての若い子にしか注目が集まらず50代の作家はフォーカス外だとかなんつっか息苦しい。
でも日本を出てみても、あるいはインターネット使って情報収集してても、マルレーネ・デュマスみたいなスター絵描きがいる一方で日本ではあまり紹介されていない面白い絵描きも沢山いること(あるいはダメダメな絵描きがそこそこ評価されてること)はすぐに気がつくもので。ショーン・スカリーやギュンター・フェルグや地味でもいい仕事をし続けているもうそれなりの扱いを受けてるオジサンもがつがつ居て、常にバランスしている感がある。で、そういう存在にも気づけばこの平野は自由だなあと感じられるのにと思ったりするのですけども。