銀座、上野(大淋派展、櫃田伸也展)

午後一、とある案件で銀座に作品持参。そして京橋INAXギャラリーで母袋先生の個展再見、のち上野。
混雑具合の様子を確認して東京国立博物館の大淋派展見。人沢山へとへと。展示構成がほぼ時間順で俵屋宗達はじまりなのでピークが最初。養源院の杉戸絵の迫力が凄くてこれだけでも行った甲斐があった。この造形のことばはなにから生まれたんだろう。
あとは、宗達の牛図などの墨絵の、描いたというより痕跡のような紙への付き方、それだけでも背筋が伸びるようで。かと思えばやまと絵の構成の妙もジョットを思うようで素晴らしく見飽きないし。
尾形乾山は発見。器という立体への絵付けによって淋派の語法が崩れたときに見える荒々しさが魅力的。

芸大美術館で「退任記念 櫃田伸也:通り過ぎた風景」展見。実は櫃田伸也さんの作品を実見するのははじめて。じっくりと独自の絵画言語を練り込んでいかれている過程をみることができました。別室の櫃田さん資料室も必見。本日レセプションということで愛知県芸で教鞭をとられていたときの教え子さんらが集結しはじめた様子のところで会場出。

帰宅後雑務と制作下絵。

いま調べていたら、櫃田さんのホームページとBlogが開設されていました。
http://www.nobuyahitsuda.com/
http://www.nobuyahitsuda.com/blog/