「へうげもの」部部活動@横浜三渓園(3)

聴秋閣【重要文化財】1623年(元和9年)建築
三代将軍徳川家光により建てられたと伝わる2階にちいさな部屋がある2層の楼閣(ろうかく)建築です。 ゆるやかなカーブの階段、平面を斜めにした部分を書院窓とするなど、独創的な意匠で構成されています。
横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden - | 聴秋閣

歴史
その創建は元和9年(1623年)、江戸幕府三代将軍徳川家光が上洛するに際し、佐久間将監に命じて二条城内に建造させたもので、当時は「三笠閣」と呼ばれていた。その後家光によって乳母であった春日局に下賜され、春日局の孫にあたる老中稲葉正則の江戸屋敷に移築されて明治維新を迎えた。明治14年(1881年)に東京府牛込区若松町(現在の東京都新宿区若松町)の二条基弘公爵邸に移され、さらに大正11年(1922年)に実業家で茶人の原富太郎(号:三渓、1868年-1939年)に贈られ、現在地に建てられた。その際に名称も聴秋閣と改められた。
聴秋閣 - Wikipedia

狭い空間にぐっとくるディテールが高密度で集積された聴秋閣。とにかく凄いの一言に尽きるモノでした。


紅葉の中、ちょこんと見えるのが聴秋閣

わかりづらいけど、入り口前に川を流し、石をわたって入る趣向

入り口から。ナナメに切ったかたちの空間

そのナナメに切られた反対側からのぞく入り口。よく見ると入り口上の障子は表と裏で組みの角度が違っていて、光を通すと交差している。しかも下のタイルと呼応しているかのようで、芸が細かい。

裏側。屋根がどう組んであるのか不思議でした。2Fの窓の形もキュート。

写真がナナメで失礼。2階への階段がうねっとしていてえも言われぬ具合。資料によれば2Fは2畳くらいとか

壁の絵。コーナー使い。

入り口床は木がタイル状に敷いてある。45度ナナメなのは空間のかたちを受けてるっぽい