雑務をこなしたりしながら友人と待ち合わせて午後より丸の内の丸ビルで開催の「TAKEOペーパーショウ2009 言葉のペーパーショウ」へ。
TAKEOペーパーショウとはそもそも紙メーカーである竹尾が毎年開催してる竹尾とクリエイターのコラボレーション作品の展示会なのですが、今年は原研哉さんのコーディネートのもと、3つのテーマに沿って選ばれた約30人の紙の未来に関する講演を2日間集中的に行う、という異例のペーパーショウでした。ただし僕が参加したのは講演そのものはパスして2日目午後の竹尾賞の授賞式と統括。統括で美味しいとこだけ要領よく、ということで。僕は別フロアでの中継モニター組でしたが。
http://www.takeopapershow.com/speaker_28.html
午後最初に行われた竹尾賞授賞式がまた素晴らしいものでした。今年はデザイン書籍部門が該当無しの候補2点の表彰で以下。
- 作者: 国立国際美術館
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実体への旅―1760年-1840年における美術、科学、自然と絵入り旅行記
- 作者: バーバラ M.スタフォード,高山宏
- 出版社/メーカー: 産業図書
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文字のデザイン・書体のフシギ (神戸芸術工科大学レクチャーブックス…2)
- 作者: 祖父江慎,藤田重信,加島卓,鈴木広光
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統括はコーディネーターの原さんとアートディレクションを担当されていた松下計さんのお2方が、2日間の全スピーカーのお話をざっとまとめて紹介しつつ、感想をさしはさむというものでしたが、原さんのお話がうまくて。基本的には電子メディア普及後の紙の未来についてのお話で、業界的に具体的にこうしたいというビジョンが語られたもの、情報伝達における紙の優位性は人間にとって本質的なものであるというもの、様々。僕としては紙、というよりも縁深い書籍という形式の強さとについてあれこれ思いを巡らせながら聞いておりました。
なお、今回の発表については映像をwebで公開/書籍にもまとめて刊行されるそうなので、時期をうかがいつつふりかえってみたいです。