午前中はアトリエ。
午後より外出。大蔵集古館で開催中の「館蔵品展 花・華- 日本・東洋美術に咲いた花 -」展見。
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/hana.html
最近個人的に狩野派ブームのため狩野探幽作品のチェックを目的に。
ですが、一番に目についたのは伝藤原光信（土佐光信）「桜に杉図」。杉の部分の緑の深さといい、絵具の乗りの荒々しさといい、視点を把握しづらい構図といい、洗練とは対極の無骨な表現なのですが魅力的としか言いようのない屏風絵で。絵の前でしばし呆然としてしまいました。
狩野派では探幽が古今の絵を記録し種本とした「探幽縮図」が出品されていて、現物が見れたのがとにかく嬉しい。加えて常信の３点組の軸「梅に鶯図」も捻りのきいた構成かつ巧いとしかいいようのない筆運びで唸り。収穫の多い展覧会。
帰宅後、制作戻り。
