アトリエ日

ほぼ一日アトリエ。夕方、国分寺スイッチポイントで昨日オープニングに行けなかった冨井大裕くん個展見。じっくりみていたら、本人+ザッキー来。そのまま3人で食事@ホルモン焼き蔵→つめけん利休。一日遅れのオープニング的な。


トミイくん個展は紙作品が中心でした。
折り紙をまるめて筒状にしたものをユニットにして、独自のルールに従って立体を組み上げたもの。
作品はセットの折り紙27枚ぶんでで一つであること、くみあげる順番も折り紙セットに入っていた順にすることと聞けばいろいろ納得。
ただし本人にも言ったのだけど、折り紙という出発点からするとミッドタウンで出品していた筒をならべて壁に付けていた作品で一度完成していたなと思っていて。
今回の作品はそのときに作られた「折り紙の筒」が出発地点になっていて、「素材→作品」から「素材→別の作品のユニット→作品」という流れになっている。
で、「素材→作品」の場合は人がその素材であるそのモノに対しておこすアクションの可能性を、作品にすることで増幅させて見せられる事ではっとしたり共感できるんだけど、「素材→別の作品のユニット→作品」でできたものは、「別の作品のユニット」の状態を共有できていない分、共感というか、思い入れのところで薄まっている感がある。逆にいうと、「素材→作品」でのトミイ作品の優れたところを逆に強く感じてしまった次第。その意味で、いっしょに展示されていたポスター筒の作品、とても面白かったと思います。
あ、あと、もちろん「素材→別の作品のユニット→作品」の流れからも次のステップに行けると思ってますよ。