ブランクラスにてツキイチ企画の絵画CAMP、今回は大槻英世氏企画による「道具について考える」を開催しました。
絵を描く人と絵を描かない人と「えをかくこと」について話し合います。今回は、出演者それぞれが絵を描く道具を持ち寄り、お互いの道具を交換したり、道具のそれぞれの使い方を教えたり、違う使い方を試してみたりしながら、道具とその目的について考えます。
出演:荻野僚介(アーティスト)、末永史尚(アーティスト)、佐々木健(アーティスト)、五月女哲平(アーティスト)、古谷利裕(画家)、益永梢子(美術家)、池田剛介(美術作家)
企画:大槻英世(アーティスト)日時:2014年10月30日(木)16:30~19:00, 19:30~22:00 ※開場は16:00、途中参加/退出可
場所:blanClass(神奈川県横浜市南区南太田4-12-16)[地図]
定員:30人(予約制) 参加費:1,200円/1,000円(学生)
実物を前にして訊きたいことを訊いたところまででかなりお腹いっぱいになってしまったのでその先の議論までは進めませんでしたが、これだけ長く接し作品をみていたはずの各画家の実際の作業をわかっていなかったことにも驚きました。「道具」という語を曖昧にしたあたりをつめる必要性があったようにも感じましたが、これは継続課題ということで。
大槻英世氏のパネル裏側。ガンタッカーを×で留めるレアケース。
益永梢子さんがタイルの表面に乗った絵具を削る様子。タイルに絵の具を乗せて彫刻刀でカリカリしています。
益永さんの、(一般的には三角定規と呼びれる)スキージー。いい味わい。
マスキングのバリを削る荻野僚介さん。他に手入れの行き届いた刷毛と筆も。
五月女哲平さんの筆と刷毛。
古谷さんは裏キャン派。他にモデリングペーストで地塗したキャンバスや色鉛筆、モチーフとなる写真の束なども。
池田剛介さんの樹脂パーツとその型。綺麗。
佐々木健さんの道具。色一つ一つにストーリーが…。
ワタクシ末永の画材。自分で作った絵具をタッパーでキープするのが最近のトレンド+筆の毛足の長さがポイント。
あと、おまけ。朝に横浜トリエンナーレのマイケル・ランディ作品「アート・ビン」に作品を投擲してまいりました。見事裏返ったので誰にも気づかれないと思いますが 笑