メモ

さいきんスネアとハイハットの音にフォーカスして音楽を聴いている。
坂本龍一がたしか「軍隊の行進の音」と表現していたように、楽曲の裏で高音で鳴っているシャリっとしたテクスチュアは、聞いているものを高揚させる効果を持つ音だと思う。
コンピュータによる自由な音作りの産物といわれているテクノやエレクトロニカ、と呼ばれている音楽もスネアとハイハットの効果に頼っているものは多かった。生ドラムのYMOは当然として、mouse on marsrei harakami、gel、four tetなんかもその観点からみると意外と古典的。ovalやfennezみたいな曲がアンビエントな構造のものは使っていないのは当然として、曲はポップなのにスネア/ハイハットに頼っていなくてスゴいな、と思ったのはthe booksでした。