千駄木空間、リチャード・タトル@小山登美夫

六本木労働。お昼はどん兵衛カレーうどん。
労働後、千駄木千駄木空間という初めて行くギャラリーで造形後輩の木村彩子さんの参加している「帽子と絵」展見。木村さん、フジタ在。木村さんの絵も良かったが古い民家を改築したギャラリーがとても良い空間で。長い時間がつくった空間の質はインスタントには作れない。そこをうまく生かした個性あるギャラリー。
小山登美夫ギャラリーのリチャード・タトル展がまた素晴らしかった。現象へ開かれている感度の幅の差を見せつけられた、というか、そんな事象を作品に生かせるのか、と。自分がいかに小さな感覚のパレットで創作に向かっていたのかを思い知らされて身が締まる。と同時に小さなレリーフをじっと眺めていると、自分が作品のサイズに縮小してしまったように、広がった空間が見えてきて楽しい。ただ、僕は小山の美術館っぽい、閉じたホワイトキューブ空間というのはあまり好きではなくて、緑混じりの自然光の入るゆったりした場で見たかったな、と千駄木帰りをひきずって思ってしまった。
帰宅後、雑務。