東京造形大学の学園祭「ZOKEI展」へ。
「展示をみにきてほしい」とわざわざ声をかけてくれる学生が数人いてくれたので。
いまの造形大の学生は非常に熱心で、絵画棟も大学院棟も付属マンズー美術館も、スキマさえあれば作品が展示してある状態。作品であふれかえっていました。自分の展覧会前でなければじっくり見たかったところだけど、さすがにそんな余裕もなく、名前を覚えている絵画の学生を中心に、駆け足でみてきました。

ざっくりとした感想は、

  1. ぼくが学生だったころの学園祭の展示よりもみんなクオリティが高い。
  2. でも基本的な発想はあまり変化がない。変わらぬ絵があり、お金のかかっていないインスタレーションがあり、ほんのすこしのビデオ作品がある。ほんとに変わってない。
  3. 絵に関しては、比較的自由を感じる。いまは、何でも描ける。そのお陰か、どうしようもなく魅力を感じてしまう絵はたくさんあった。「生産」という概念のない学生の頃のほんの一瞬にしかみられないような、儚くてウソのない状態が奇跡的に完全さを持って定着しているような作品。

そして大学院が出来た影響か、教務補佐職をやめて数年たっている自分にも声をかけてくれる学生や卒業生に沢山会えた。ほんとうに、ありがたいこと。