ワンダーウォールとワンダーサイトについて

これまでワンダーサイトでの知人の展示には複雑な思いで足を運んでいましたが、東京都民でないぼくには入場者にカウントされないようにする、という方法でしか意思表示できないもんで、今後は知人の展示であっても一切行かないことにしました。

現状石原都政下では東京都現代美術館ほか都の美術館にはコレクション購入の予算はなく、ぎりぎりの予算で展覧会を開くのがやっとで運営されている状態。ぼくは美術館を名乗る以上、これらの美術館にはコレクション機能を保持し、みんながいつも見てみたいと思っている作品を常設展示で見ることが出来たり、いまの美術を何十年か後にも伝える機能をはたすことがあるべき状態だと思っております。なので美術館予算が減らされる中増額し、数億を超えたワンダーサイトにまわす金があったら美術館にまわせ、というのが僕の考え。

別に公募が要らない、というのではないです。ただ、優先順位が間違っていると思うし、ちらほらみえる石原都知事の「オレのワンダー大成功すごいでしょ」みたいな発言がいちいち頭に来るだけ。

参考:
アート資本主義:トーキョーワンダーサイトで途方に暮れる。 その2
http://rblog-biz.japan.cnet.com/takahito/2006/12/post_b363.html

インタヴュー 古澤公英・塩田純一×岡部あおみ
http://apm.musabi.ac.jp/imsc/cp/menu/museum/GENDAI/interview.html


あとまあこれは集めた情報をもとに僕が考えたことなのでだれにも薦めません。皆様それぞれの意思と判断で関わりを決めて下さいませ。