日記

午後、上野の国立西洋美術館で「内藤コレクション
写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」展を見ました。

中世ヨーロッパの写本から切り離された写本零葉の展覧会。筑波大学茨城県立医療大学名誉教授の内藤裕史氏が収集・寄贈したコレクションが中心になっています。小さな紙片に施された装飾の多様さと美しさにとにかく魅了されつつ。日本絵画が書と切り離せないように、西洋絵画も文書と切り離して考えられないのではないか、等と考えさせられる展覧会でした。


聖王ルイ伝の画家(マイエ?)(彩飾)『セント・オールバンズ聖書」零葉
フランス、パリ
1325-50年
彩色、インク、金/獣皮紙

https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2024manuscript.html

のち、東京タワーへ。タワーギャラリーで「LET’s MEET at YAMAGUCHI 山口で、あいましょう。」展を。山口のアーティストも出品されていると聞いたので見に行ったのですが、モデルさんが観光地を回っている写真が展示の中心で、何のPRにもなっていないような。タワーは観光客でいっぱいなのに誰も立ち寄らない雰囲気で、山口出身者としては悲しみを感じる展覧会でした。